先ずは、連れ去られて8日後の最初の手紙です。

 

 

未央さん

 

 前略

 

 今日は晴天ですが子供たちと遊ぶことは出来ません。

子供たちと引き離されるつらさ悲しさはあなたも良く分かっているはずです。

ましてや、その子供たちへの影響についてはどう考えているのですか?

 

常々子供たち中心に考えてといっていたのはあなたではないですか?

突然父親と引き離され、会えるといっても一日あたりわずかな時間。

一緒に食べるご飯の嬉しさも一緒に入るお風呂の楽しさも奪われたままです。

それが子供たちの健やかな育ちにつながるとは思えません。

 

ここは、子供たちのためを思って帰ってきてはくれませんか?

このまま実家住まいを続け、子供たちにも不自由な思いをさせ続け、かたや自宅退去を迫り子供たちの暮らしそのものを奪うつもりですか?

 

とにかく、あなたの感情や義父さんの都合で私や子供たちが互いに会う機会を制限されるいわれは全くありません。

これは不当な行いであり暴力です。

また、私の親権の侵害に他なりません。

是非その点も考えあわせ子供たちの育ちの環境を正常に戻す行動をすぐにとってください。

 

 心からお願いします。

 

平成二十六年十一月十日