■
今日は二日分を掲載します。
未央さん
前略
今日は久しぶりの体操教室の日でした。
希子ちゃんは体を動かすことが好きです。
インストラクターのおねえさんにも毎回かわいがってもらって、得意げにしていました。
通常なら参加できる体操教室もあきらめなければならない。
どこが子供中心なの?
子供たちへの影響が心配です。
目に見えない影響です。
僕達が配慮しなければ子供たちは自分からは求めることが出来ない。
親のそろったあたたかい愛情。
与えようと思えばすぐにでも出来るのにそれを一方的に制限している。
子供たちがかわいそうではないのですか?
特に希子ちゃんは、二十四日ぶりに施設から家に帰ってきたものの高熱でふらふら、風呂や着替えましてや食事までもままならない状態で過ごし、快方に向かったと思ったら父親とは引き離されて実家へ。
実家からようやく帰ってきたと思ったらまた一方的に父親と引き離されています。
一日でも早く希子ちゃんに安心できる静かで豊かな環境を与えてやろうじゃない。
それは彼女にとってどうしても今必要なことだよ。
あなたにはそれができます。
どうかそのことをよくよく考えて行動してください。
心からお願いします。
平成二十六年十一月十一日
未央さん
前略
今日は会えないそうですね。
いったい何を考えているのですか?
子供たちが父親と会えないのは“しょうがない”とでも思っているのですか?
子供たちには父親との接触、父親の関与、父親の存在が必要です。
それは母親となんら変わりがありません。
既に十日間もそれを一方的に制限し平然としているようでは親失格ではないですか?
子供たちへの悪影響も心配です。
私はあなたにも子供たちにもなにもしません。
ただ、自宅で時には出かけたりしながら平穏に暮らしたいだけです。
十日間を経ても、子供たちの心を犠牲にしてまでもいったい何を恐れているの?
自らの感情は一旦置いて、子供たちのために行動してください。
遅すぎることが無いように。
あなたにはそれが出来るはずです。
心からお願いします。
平成二十六年十一月十二日